コギトの独り言

われおもう  ゆえに  われあり        Je pense  donc  je suis

金曜日, 10月 31, 2008

『コギトの独り言』 その636

<今日の一句> てくてくと 歩けば楽し 菊日和

ちょっと涼しい風が吹き始めて、心地よい散歩日和。 小菊咲く裏道を、てくてく。

永瀬隼介『無人地帯』 読了。 歌を口ずさみながら、少しだけ泣いた。 
ウルフドッグのタロウは、きっと何処かで、元気している。 と、願う。

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火曜日, 10月 28, 2008

『コギトの独り言』 その635

<今日の一句> 柿の実や 夕焼けの空 色競い

柿の色、あちこちで鮮やかに。 柿の色、秋の色。 柿の味、秋の味。

大沢在昌『Kの日々』 読了。 ケイは頷き、いった。 「今度は待てるから」

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月曜日, 10月 27, 2008

『コギトの独り言』 その634

<今日の一句> アベリアの 蜜にブンブン クマンバチ

バンブービーも、ハニービーも、アベリアの芳香に誘われて、ぶんぶんブンブンやってくる。

ヒキタクニオ『My name is TAKETOO』 読了。 私の名前は武任。
快楽の時間が終わった。

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水曜日, 10月 22, 2008

『コギトの独り言』 その633

<今日の一句> 柿色に 色付いた柿 鳥踊る

実りの秋、我も我もと、色んな鳥がやってくる。 ピーチクパーチクカーカーカー。

三上洸『アリスの夜』 読了。 この本さえあれば、いつでも好きな時に、会える。

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月曜日, 10月 20, 2008

『コギトの独り言』 その632

<今日の一句> 艶やかに 紫式部 庭飾り

紫式部の実が、気品ある紫で、庭を彩っている。 白丁花の白も、清らかだ。

土屋隆夫『物狂い』 読了。 陽射しを浴びながら、いつまでもそこに立ちつくしていた。

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金曜日, 10月 17, 2008

『コギトの独り言』 その631

<今日の一句> 花水木 赤い実ひとつ コロコロリン

花水木の赤い実が、ひとつ、ふたつ、みっつと、コロコロ転がる。 歩道の隅っこ。

矢作俊彦『ららら科学の子』 読了。 生きていれば何かは必ず失われる。
飛行機に乗ったら、すぐに映画を見よう。 空を飛ぶ~~~♪

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火曜日, 10月 14, 2008

『コギトの独り言』 その630

<今日の一句> おちょぼ口 熟せば裂ける 石榴かな

おちょぼ口ですましていた石榴も、プチプチ爆ぜる季節。 秋は、どんどん進む。

逢坂剛『鎖された海峡』 読了。 登り切った朝日が、明るく照らし始めた。 北都。

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土曜日, 10月 11, 2008

『コギトの独り言』 その629

<今日の一句> 紫陽花の 花一輪や 狂い咲き

白い紫陽花が、季節はずれの開花。 なに考えているのやら? でも可愛い。

香納諒一『記念日』 読了。 ふたりでこれから思い出を作っていけばいいでしょ。

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木曜日, 10月 09, 2008

『コギトの独り言』 その628

<今日の一句> 庭すみの 秋海棠や 花ゆらり

秋の花。 いろいろ趣があって、なかなか良い。 

大倉崇裕『聖域』 読了。 聖域が、目の前に迫っていた。

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火曜日, 10月 07, 2008

『コギトの独り言』 その627

<今日の一句> 秋本番 香り煌めく 金木犀

秋の香り、満開。 きんきんキラキラ~。 あ~、いい匂い。

誉田哲也『武士道セブンティーン』 読了。 そしてまたいつか、共に歩むべき道--。

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月曜日, 10月 06, 2008

『コギトの独り言』 その626

<今日の一句> 無花果に 生ハム絡めて 赤ワイン

秋は、やっぱり食欲の秋。 いろんな物が旨い。 先週食べた、ピオーネも旨かった。

西澤保彦『夢は枯れ野をかけめぐる』 読了。 いっしょのお墓に入りましょうか。

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日曜日, 10月 05, 2008

『コギトの独り言』 その625

<今日の一句> 叢を 駆ければ飛蝗 騒ぎ出し

公園の緑地で、飛蝗たちと追っ駆けっこをした。 引っ付き虫がいっぱい付いた。

堂場瞬一『天空の祝宴』 読了。 過去は巻き戻せない。

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金曜日, 10月 03, 2008

『コギトの独り言』 その624

<今日の一句> 神無月 神様何処 出雲かな

神無月も3日目だから、世界中の神様が、出雲に集合した頃かな? 

廣田尚久『蘇生』 読了。 全ては終わり、全てはここから始まる。
神はいらない。

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